動いて止まってまたウゴク?

双子の父で四児の父。そこから得た情報や体験談と小規模事業者の小言を書いています。

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育児休暇を取得した男性の期間にある裏側

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育休

国を上げて男性の育児休暇を取得させようと、こんなリーフレットまで配布されていることをご存知でしょうか。

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オフィスで見たことある方もいるでしょうが。ほとんどの方は知らないはずです。

だって28年度の男性育児休暇取得率って3%しかないもんね。ちなみに女性は80%超えです。

でも、他国と比べて休みを取りにくい環境にある日本では致し方ない気もしますね。

年々微微微微微増しているところからも、期待はしています。

 

「28年度の男性育児休暇取得日数が1~5日が56%」

 

この数字も厚生労働省からは発表されています。

「まぁ、取得率が3%なら日数もこんなもんでしょ。」と思うかもしれません。

でもよく考えてください。5日以内で何ができるの?

 

育休を取得する意味

忙しく働いている男性が育休をとることによって妻を支え、育児や家事に携わり、その大変さなどを共有し助け合いできるようにするために行うことだと思っています。夫婦生活が円滑に進み、人口増加、離婚数の減少にも大きく関わっていくはずです。

それを5日で理解できるほど男性はできた生き物じゃないよね?

 

企業の思惑

でも実際には5日以内の取得が56%が公表されていることから、「5日ならいいよ」と会社から許可が下りたということでしょう。

私の考える育休の意味では、せめて2・3カ月は必要です。なのになぜ5日なのか?

重要な役割の人だから?

その人がいないと仕事がまわらないから?

人手不足だから?

 この理由は確かにあるでしょう。でも、結構重要な人がいなくなっても大丈夫なのが会社なんですよね。なんとかなるの。それなら逆に1日でも休まれたらダメじゃない?

ちょっと矛盾するよね。

 

本当の思惑

1~5日が56%となっていますが、個別に振り分けを見ると5日が50%を超えているだろうと考えています。(実際の数字は発表されてない)

 それはなぜか。

両立支援助成金(出生時両立支援コース)なるものが、助成金として国から会社へ給付されます。

簡単に説明すると、「社員に子どもが産まれて休みあげたらお金あげるよ」です。

ちなみに金額は中小企業で57万(72万)、大企業28.5万(36万)と、なかなか良い金額。

※カッコ内は別要件を満たした場合、同年度内の2人目以降はかなり下がる

たぶんちょっと前より金額上がってる。中小60万、大企業30万だったはず。

 

「この助成を受ける要件の1つに5日以上連続して休ませること」とある。

※大企業は14日以上連続で休ませるが要件

 

これ以外にも要件はいくつかありますが、取得する本人に関わる要件はここだけ。

このことから男性育児休暇取得日数の1~5日の割合が56%だったのではないかと考えられます。

 

まとめ

こう書くと会社が悪いように見えますが、この制度がなければ1日すら休みがなかったかもしれません。そう考えれば一定の効果はあった制度だと言えますね。

ただ、個人的に思う育休の意味とはかけ離れているので、5日以上をより2カ月に近づくよう変わってくれればいいなと願っておきます。

 

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