妊娠検査薬
このちっさい検査薬の反応に一喜一憂し、るんるん気分で出勤している旦那さんがいることかと思います。
めでたいことだからね。仕事で多少イライラしても気にしません。が
帰宅後、産婦人科へ行った奥さんから思いもよらない言葉が飛び出すんですよ。
「双子みたい!」
この瞬間から旦那さんは【覚悟】を決めなければいけません。
1人の妊娠でも覚悟は必要ですが、双子はその倍以上の覚悟が必要ってことです。
何を覚悟する?
うれしい反面、まず旦那さんは何を考えるのか。
「経済的なこと」
相当稼いでる旦那さんは置いといて、それ以外の旦那は現実問題としてこれを考えます。
一気に2人分の生活費、学費が必要になってくることを深く考えます。
「女性はそこじゃないだろ!」と思うかもしれませんが、男としてはやはり将来的な部分は重要であります。
「親としての自覚」が生れたことは素晴らしいことですが、経済的なことを考えたとこですぐに収入が増えるなんてことは絶対ないので、後回しでいいです。
「子どもとヨメが無事で健康」
これを1番に考えてほしい。いや考えなきゃいけない。
そのためにここで言う覚悟は「日常生活(家事・育児)の負担を負う覚悟」をしてください。
知識がない
双子についての情報はありますが、わざわざ確率の低い双子の情報など入れることはまずあり得ません。
お腹が大きい女性が働いていたり、家事や育児をする光景ってそこそこ見ますよね?
その影響から男性は少し安易な考えがちになります。×2程度のイメージしかない。
「家事や育児はちょっと手伝えばいいか」と…。
これは間違いで、双子の妊娠は切迫早産、障害などの可能性は単純に×2ではなくグンと上がります。
切迫早産の可能性は単胎で15%、双子で50%(実際早産になる確率は少し下がる)
これは何もしなかったときの確率で、動けば動くだけ右肩上がりです。
早産=臓器に未発達な部分がある可能性は上がりますから、必然的に障害のリスクも上がります。
また、5カ月目ごろからは安定期に入ると言われていますが、双子は安定期と呼べるほど安定しません。
このことをまずは理解していただきたい。
⇩切迫早産について詳しくはこちらを参考にして下さい⇩
仕事と子育てと家事の両立
以上のことから家庭の状況によっては、仕事と手伝い程度でしかやってなかった家事(子どもがいれば育児)を全て旦那さんが負うことになります。いきなり仕事の前後に家事(育児)が入って完璧にこなせる人はいないでしょう。
今の日本では育休制度はありますが、男性の産休制度はありません。「産休とりたい!」なんて言おうものなら叩かれることは間違いないので、可能性としては勤務時間の調整程度で、収入は維持が精一杯でしょう。
はじめに「収入を増やすことは後回し」と書いたのはこのためです。
勤務時間減らせと文字で表すのは簡単で、実際に行うのは難しいのは分かってます。
でも、後で後悔じゃ遅いからね。
まとめ
うちのヨメは双子の前に2人産んでいますが、あまりにも元気そうだったため、私が家事に積極的ではありませんでした。その経験から双子を妊娠した時も「ある程度は手伝わないとなぁ」くらいにしか思ってませんでした。
でも実際は全然違って、一緒に産婦人科行った時の先生のアドバイスが
上の子2人の場合「あんまり動かず安静にしてね~♪」から
双子の場合「絶対安静!家事と育児は全部お父さんやらないとダメだからね!」へ変わり。
ヨメの調子が、上の子2人の場合「ちょっと辛いけどまぁできるし大丈夫かな?」から
双子の場合「無理…。息が出来ない。吐きそう。お腹痛い。」へ変わりました。
妊娠3か月目頃までは家事、育児のやれる範囲はやっていたので、もっと早く全て負えばよかったと後悔しています。
1人の妊娠で「子どもとヨメが無事で健康」であることは当然重要ですが、産むまでの過程での【覚悟】は1人より重いと認識してほしいですね。