動いて止まってまたウゴク?

双子の父で四児の父。そこから得た情報や体験談と小規模事業者の小言を書いています。

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建設業の職種による仕事内容の違い【内装編1】

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まずはじめに前回記事でありがたいコメントをいただいたので紹介します。

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佐藤進さんありがとうございます!評価されるとやはりうれしいですね。良記事を量産できるよう精進致します!

 

ここから本題です。前回までの3記事で【躯体】の仕事を紹介しました。ちょっと悩みましたが、今回から【内装編】をお送りいたします。

過去記事を貼り付けておきますので、ご興味あれば宜しくお願いします。

 

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建築現場

 街中では常にどこかで見るごくありふれた光景で、その関係者でない限りあまり関心などない方は多いことでしょう。そこで働く職人さんは「ガテン系」とも言われ、力仕事の代名詞であることはよく知られていることです。その職人さんも数多くの職種があり、知名度の高いモノから低いモノまで幅広くあります。一般の方では立ち入ることのない職人さんの仕事内容を知ってもらえれば思います。

 

躯体工事・内外装工事

大まかに分けて躯体工事と内外装工事があります。

躯体工事は、その建物の元となる骨組みといったところでしょうか。どこかの国みたいに「床抜けちゃった」なんてあったら大問題ですからね超重要です。

内外装工事は、躯体に飾り付けするイメージですね。ドア、マド、壁、間仕切り、水回りなど多岐に渡ります。

ここまでは以前の引用で簡単に説明させていただきました。

【躯体編3】までで、ほぼ躯体工事の関連職種は終了です。

【内装編1】では、壁・天井が出来るまでの大雑把な流れの内装工事に関わる職種を紹介させていただきます。

 

LGS工(軽天屋)

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 正式には何工になるのかちょっとわかりません。軽量鉄骨により、間仕切りや天井の施工を行う職種で、内装工事の中では躯体の次にすぐ入ってきます。

内装工事全般に言えることですが、実際の施工現場を見る機会はほぼ皆無ですね。

それぞれ幅の違う、アルファベットのCの形に似た軽ーい鉄を、専用の釘打ち機で止めていきます。部屋の広さ、高さがLGS工によって決まるので間違えるとかなりめんどくさいことになります。

内装工事の職種全般に言えることですが、躯体工事とは違い個々でレーザーレベル(高さを測る機械)を持っています。

 

ボード工(ボード屋)

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LGS工が軽量鉄骨を施工した後から施工し、主に壁や天井の石膏ボードを貼る職種です。下地が出来たところにただ貼っていくだけかと思いきや、開口部を設けたり、下地を入れたり他職種との絡みが結構あります。特に電気工、設備工は間仕切り内部に電線や配管をすることが多いので絡みが多いですね。

 

 豆知識

ボード工で言う下地とは、強度的に石膏ボードでは支えきれない重い物(便器、食器棚など)を取り付ける箇所には、石膏ボードを貼る前にベニヤ板などの強度の強い物を下地として入れておくことがよくある。

 

クロス工(クロス屋)

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ここまで来ると見たことある光景ではないでしょうか?

クロス工は、もう説明不要でしょうが一応…。石膏ボードを貼った後に、仕上げとしてクロス(壁紙)を貼る職種で、その仕事の良し悪しは周りを見れば一目瞭然ですね。

このクロス工、ただクロスを貼るだけじゃありません。

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クロスを貼る前にパテで石膏ボードの間を埋めて平らにする作業を行います。

石膏ボードの継ぎ目は結構隙間がありますから、そのままクロスを貼るとボッコボコで美しくない!ので大切な作業になります。

 

揚重工(荷上げ屋)

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その名の通り荷物を上げたり、間配りする職種で、完全なる力仕事といえるでしょう。

内装業者はこの揚重工によく依頼します。内装は基本的に部屋が仕切られた状態で作業を行うため、材料を職人が間配りしていると作業が出来ないため揚重工を頼みます。

1日中何かを人力で運んでいるため見た目が屈強な方が多いですが、離職率も高いです。

 

まとめ

今回は壁や天井が出来上がるまでの内装工事を紹介しました。壁、天井の一連の流れをまとめましたが、実際はこの間に他の職種が結構入ってきます。

内外装工事は職種が多いので、現場の流れとは一部違った紹介方法になると思いますが、ご了承下さい。また次回もよろしくお願いします!

 

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