動いて止まってまたウゴク?

双子の父で四児の父。そこから得た情報や体験談と小規模事業者の小言を書いています。

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地域行事の一環として行うスポーツは子どものためじゃないの?

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地域のスポーツ「ソフトボール、キックベースボール」

わたしの地域では、自治会(学区)が運営する小学生の男女を対象としたスポーツが「ソフトボール」と「キックベースボール」の2種類あり、基本的にはソフトボールは男子、キックベースボールは女子となります。

キックベースボールは意外と知られていないスポーツで、細かいルールは違いますが、「バットが足に変わった野球」と認識しておけばさほど問題はないでしょう。

www.weblio.jp

国が推奨する総合型地域スポーツクラブのような年会費3,000円ー5,000円を払ってプロを呼び、本格的に指導するものではなく、年会費も1,000円程度で小学生の保護者(素人)が指導や試合の日程を組むシステムで、「楽しむことに重点に置いた行事」です。

総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル:文部科学省

 

その歴史は古く、正確な年数はわかりませんが、私の子ども時代からあったので25年以上でしょうか?

当時は学区内でソフトボール、キックベースボール合わせて20以上のチームがあり、1チーム20人弱と400人は軽く超えていた記憶がありますが、現在はソフトボール約30人、キックベースボール13人と悲しいほどに減っています。

キックベースボールに関しては数人休むと試合が成立しない場合もあり、存続するためには人数が足りません。

 

娘が加入し、少しばかりこの地域行事にかかわることが出来たことで思ったこととしては、「子ども達が全員楽しくプレーしている」ことでした。

軽い気持ちで参加できるこの行事を消滅させるのは非常に勿体ないので、原因や案を書いていき、ほかの自治会でも参考になればと思います。

 

 

 

なぜ人数が減少するのか?

まず1番に思いつくには少子高齢化による生徒数の減少で、実際にこの声も上がっていますが、数字を見るとうちの学区には通用しないことが判明しました。

25年前の生徒数約600人に対し、現在の生徒数は約500人と100人程度(約17%)の減少に対して加入数は400人から360人減(約90%)と異常です。

この原因として、「子どもの時間がない!」ことが言えます。

ゆとり教育で土曜日が休みとなりましたが、そのままの状況で授業時間を増やし、宿題も私の幼少期比べ倍以上じゃないか?と思える量に増えています。

それに輪をかけて習い事をさせる親が多く、今では小学生の8割が何かしらの習い事をしています。

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今は景気が良くなっていると言われていますが、将来に不安な要素が多く、子どもに将来苦労させたくないとの思いから塾、英会話教室などの役に立つ習い事をさせる傾向が強く、「不必要な習い事に割く時間はない」との考えは当たり前と言えなくもないですね。

 

 

本当の理由は他にあると考える

 異常の原因から少なくなっていることは致し方ないですが、本当の原因が私にはあると思っています。

私の幼少期に比べ、圧倒的に「人との繋がりを持ちたくない考えを持っている親が多くなってきている」ことが大きな原因ではないでしょうか。

これは実際に参加してみて一番感じることですね。

 

例えば加入者を増やすために、体験会をするとします。

そこへ10-20人の子ども達が参加して、楽しくワイワイしますが、後日入会まで至る人数は0です。

 

子どもの意見としては

  • やりたい!
  • 楽しそう!
  • また来たい!

など、「入会ありがとうございます!」と思える意見しか出ません。

 

一方、親の意見としては

  • 知っている人いないからイヤ(ここから来る↓の意見
  • 入ってもいいけど保護者が出るのイヤ。
  • 手伝うとかまじイヤ。
  • 大事な立場にされそう。

など、ネガティブな意見しか出てきません。

 

子どもは加入して楽しくやりたい思いがあるのに、親がそこにストップをかけてる状態が、この減少に繋がっています。

 

 

 

対策は?

 忙しい現代で、せっかくの休みをここに費やすのはイヤという意見も理解できます。

しかし、親として子どものやりたいことにお金の面もありますが、ストップをかけるのは???ですね。

子ども「やりたい!

親「じゃあパパ(ママ)も手伝うよ!

と、すぐに言えるよう親も努力しましょう!

運営側も「昔はこうだった…。」というのは勝手ですが、昔と今は異なりますので、現実を受け入れて、それに合った形で組織を作ることを努力するべきです。

忙しいとは思いますが、やれることやってから諦めてもいいんじゃない?